スキンケアをすると肌がヒリヒリ、炎症を起こしたり
肌の赤みが出て、かゆくなったりと悩んでいる敏感肌の方って多いですよね。
これらの症状の原因は肌のバリア機能低下と角質の水分不足にあります。
敏感肌を改善するにはバリア機能がどんなものなのか、角質の水分量をあげるには
どうしたらいいのかを知る必要があります。
今回の記事でこれらを詳しく説明します!
この記事を読んで今日から敏感肌卒業に向けての1歩を踏み出しましょう!
今更聞けない!肌のバリア機能って何?
敏感肌の原因は肌のバリア機能低下にあります。これにより
炎症を起こしたり、かゆみが出たり、ひりついたりするのです。
バリア機能ってよく聞くけど何なのか良く知らない。なんて方多いと思います。
では具体的に説明していきましょう。
肌のバリア機能とは、皮膚の一番外側にある角質層の働きです。
角質層は厚さ0.02㎜。その中で何層も重なって角質層が構成されます。
その層の中で20%~30%の水分が保たれ、外部の刺激や紫外線
角質の水分蒸発を防いだりとバリアのような働きをしています。
これが肌のバリア機能なのです。
正常な肌には角質層の水分が一定に保たれバリア機能がしっかり働いています。
20%~30%の水分のうち、主成分はセラミドです。
何らかの原因で角質のセラミドが不足してしまうと
肌は乾燥し、外部からの刺激に感じやすくなってしまうのです。
ではもう少し分かりやすいように図を使って説明します。
健康な肌はセラミドが角質細胞をつなぎ合わせ角質層が安定しています。
敏感肌の肌はセラミドが不足し、角質層が不安定な状態。
バリア機能も正常に働かなくなり、刺激に敏感になってしまうのです。

セラミドが保たれて、バリア機能が正常に働くんですね!
肌のバリア機能を高め、セラミドを補給する必要があります。次に具体的な改善方法についてお話していきます。

敏感肌の炎症を改善させる方法
次は敏感肌の炎症を改善させる方法について説明していきます。
洗顔
洗顔は肌を敏感にさせる一番の原因です。
あなたは洗顔時に泡をしっかり立てていますか?泡を立てずに洗顔すると
角質を傷つけ、バリア機能を低下させてしまいます。
泡立てネットを使って、濃密な泡で力を入れずに洗顔をしましょう。
また、洗顔料に含まれる成分にも注意が必要です。
洗浄力が高いラウリル酸、ラウレス酸、スルホン酸などは
必要以上の皮脂を落としてしまい、肌にも刺激が強いです.
今使っている洗顔料は肌に悪影響を与えていませんか?
商品の成分表記を確認してみましょう!
保湿
敏感肌はセラミドが不足している状態。美容液からセラミドを補給しましょう!
セラミドにも種類があり、安価な美容液に含まれるセラミドは
類似セラミドと呼ばれ、効果があまり実感できません。
効果的なのは人型セラミドとよばれるもの。
成分表記に「セラミド+数字」「セラミド+アルファベット」で
表記されている美容液を選びましょう。
また、化粧水に含まれるエタノールや香料、腐敗剤などにも注意が必要です。
これらは敏感肌にとって刺激となる可能性があります。
これらの成分が含まれていない敏感肌向けの化粧水を選びましょう!
紫外線
紫外線は敏感肌にとって大敵です。
紫外線は肌の水分を蒸発させ、バリア機能を低下させてしまいます。
毎日の紫外線ケアを必ず行いましょう。
日焼け止めを選ぶ際はなるべく肌に負担を与えぬよう
ノンケミカルや敏感肌向けと記載のあるものを選んでください。
食事
敏感肌は傷ついた肌を再生させるサイクルである、ターンオーバーを
正常に促す必要があります。そのためには体内から対策をすることができます。
ターンオーバーを促してくれる栄養素にビタミンAやビタミンCなどがあります。
これらを野菜や果物、鶏肉などから積極的に摂取しましょう!
睡眠
睡眠中は血液を通して体全体に栄養補給が行われます。
また、新しい皮膚を作るために欠かせない成長ホルモンも
睡眠中に分泌されます。成長ホルモンの分泌は6時間かけてゆっくり行われるため
毎日6時間以上の睡眠は必要です
まとめ
敏感肌の炎症を改善するには肌のバリア機能を高め、
角質の水分を補給する必要があります。
スキンケアや生活習慣には特に気をつけ
美容液からセラミドを補給することが大切です。